本アーカイブは、長崎県被爆者手帳の会が1972年以降に刊行してきた9冊の記念誌を中心に構成されています。これらの記念誌には、被爆者の証言、被爆者運動の歴史、会の活動記録、二世・三世の取り組み、被爆後障害に関する論考などが収録されており、被爆の実相とその後の歩みを多角的に記録してきました。
被爆者の高齢化と会員数の減少が進むなか、これらの貴重な資料を保存し、次世代へ継承していくことが喫緊の課題となっています。本事業では、これまでに刊行した記念誌をデジタルアーカイブ化し、WEBサイト上で公開するとともに、AIによる翻訳を掲載することで、言語の壁を越えて世界中の人々が閲覧できる環境を整えています。
原爆という人類にとって極めて重大な歴史的経験を記録として残し、被爆80周年を見据えながら、恒久平和を訴え続けていくための取り組みです。

生き残りたる吾等集ひて
(1972年)
長崎原爆で被災した動員学徒とその遺族の証言、被爆の実態と戦後の活動を記録した資料集。

わが戦いの日々 被爆四十周年記念
(1985年)
被爆40年を機に、長崎の被爆者が歩んだ苦悩と援護運動の歴史を、体験記や活動記録として綴った。

わが戦いの日々 被爆四十周年記念
復刻版(1985年)
長崎の被爆者が歩んだ苦悩と援護運動の歴史に加え、慰霊碑撤去反対運動等の活動も記録した。

昭和四十三年起 被爆者手帳友の会
会報綴 ”あゝ友の会”
(1994年)
昭和43年から平成5年までの会報を綴った記録集。

空白の20時間 原爆被爆惨状絵図
(1997年)
会員が綴る投下後20時間の惨状に深堀初代会長が絵を添え、被爆50年に際し次世代へ贈った体験記。

長崎の鐘よ鳴れ
(2007年)
故・深堀勝一元会長を偲び、その功績や歩みを振り返るために発刊された記念誌。

閃光のあの日から
(2008年)
友の会創立40周年を記念し、証言集の再録や会員らが座談会で「四十年の軌跡」を振り返る記録集。

被爆・戦後70年を迎えて
過去から未来への継承(2015年)
被爆70年を機に高校生や二世との座談会を通じ、平和の継承と未来への生き方を語り合った記念誌。

被爆75周年記念誌
核兵器終わりの始まりへ(2021年)
会員の体験証言と朝長会長による医学的知見から、核廃絶への願いをまとめた記録誌。
